中之島香雪美術館に行ってきました。
こんにちは。ホメオパスの福田真央です。
先日、大阪の中之島香雪美術館に行ってきました。
絵を観るのがけっこう好きで、気になる絵画展には足を運んでいます。
といっても、年に2、3回行けばいいほうですが(^▽^;)
今回は「明恵の夢と高山寺」という特別展を見てきました。
明恵(みょうえ)というのは鎌倉時代のお坊さんで、長年自分が見た夢を記録していて、それが今も残っているんです。
一時期、臨床心理学者の河合隼雄さんの本を熱心に読んだ時期があって、その時に読んだ中に「明恵 夢を生きる」という本がありまして。
内容としては明恵の夢を河合さんが解説しているのですが、明恵のその時の状況とか修行の進み具合を象徴するように夢がリンクしていて、夢で自分を知ることができるんだなぁと、とても面白くて印象に残っていた本でした。
そんな明恵の「夢記(ゆめのき)」の実物を見ることができるということで、行ってきた次第です。
あと、もうひとつお目当てがあって。
それは、鳥獣戯画も特別公開されていること!!
あの、カエルとウサギが相撲とっていたり、カエルの仏像の前で僧侶の恰好をしたサルがお経を唱えていたりする、あれです。
雑貨のモチーフとしてもよく使われていますよね。
中学か高校の歴史の教科書にも載っていた気がします。
で、夢記の実物を見たわけですが。
漢字で書かれていましたが、ほぼ解読できずでした・・・。
昔書道をやっていて、その頃は行書や草書などの崩した文字もかなり読めていたのに、すっかり忘れてしまったなぁ。
唯一、「粥」と「箸」という二文字が分かった部分があったので、お粥を食べた夢を見たのかな?なんて思ったり。
そして、鳥獣戯画はというと。
今まで知らなかったけど、鳥獣戯画って甲、乙、丙、丁の四巻あるんです。
で、一番有名と思われるウサギやサル、カエルが出てくるのは「甲」。
「乙」は空想の動物。「丙」は人間と動物。「丁」は人間が描かれていると。
そして、私が行った時には、「甲」「乙」の展示は終わっており、「丙」「丁」の展示がされていました・・・。
一応、「甲」と「乙」を印刷したものが壁に貼られていたので、見ることはできました。
なんかほのぼのした感じというか、動物が嬉しそうというか、生き生きと描かれていてすごくよかったなぁ。
欲を言えば「甲」の実物が見たかったけど、「丙」「丁」も当時の人たちが楽しそうに遊んでいる姿が描かれていて面白かったです。
その他にも鎌倉時代の仏画や子犬の木彫りなど、高山寺にある国宝や重要文化財も展示されていて、見ごたえがありました。
と、そんな感じの「明恵の夢と高山寺」展でした。
カエルとウサギが相撲してる絵のクリアファイルと、なぞって描ける鳥獣戯画の写筆絵と、缶バッチを買って帰りました。
心を落ち着けたいときに鳥獣戯画を筆でなぞって描こうと思います(*^_^*)
写真は缶バッチ。鳥獣戯画「甲」に描かれているミミズク(?)です。早速いつも使っているリュックサックにつけました(^^♪