ホメオパシーと私 その1
こんにちは。ホメオパスの福田真央です。
今日は私のホメオパシーとの出会い、また、どのように変化していったのかを書いてみようと思います。
私がホメオパシーに出会ったのは、精神的な苦しみを解決したくて、いろんなことを試していたときでした。
かなりヘビーな家庭環境で育ったため、小さい頃から自分の家は安心できる場所ではありませんでした。
つねに両親、特に父親の顔色をうかがい、いつも心のどこかに不安感があり緊張していました。
暴力、怒鳴り声、脅し。
毎日が不安と恐怖の連続でした。
夜中に家の外に一人で放り出され、行く当てもなく月を見上げながら、とぼとぼ歩いていたことも一度や二度ではありません。
「どうして私はこの家に生まれてきたんだろう。本当はどこか遠くに本当の私がいて、今は真央っていう役をやっているだけだったらいいのに。」と、現実を受け入れることが辛くてそんなことをよく考えていました。
小さいながらに人生がとても辛かったです。
自分の家庭が安心できる場所ではない、何かあったときに逃げ込んで守ってもらえる場所ではないという状態だったので、心の土台がグラグラなんです。
安心して甘えられる存在なんておらず、家にいても不安、どこにいても不安でした。
どうしたら状況がよくなるのか幸せになれるのか分からなくて、とにかく一所懸命、前向きに頑張っていればいつかは楽になるはず、うまくいくはず・・・そんなふうに思って頑張っていました。
そんな中で特に苦しかったのは人間関係でした。
かといって、ひどいいじめをうけたり、仲間外れにされてひとりぼっちっだったりしたわけじゃなくて。
仲の良い友達だっていたし、職場の先輩に可愛がってもらったり、困ったときには必ず助けてくれる人が現れたりと、出会う人には本当に恵まれています。
では何が苦しかったのか。
それは、人の顔色をうかがって、嫌われないように本当の気持ちを我慢していることでした。
心の土台がグラグラだから、自己否定感がすごいんです。
自分には価値がないから頑張らないと人に受け入れてもらえない。
私の考えなんて価値がないから、私の意見なんて聞いてもらえない。
私には断る権利はない、断ったら嫌われる、だから何でも引き受けなくちゃ。
そんな調子で自分の本当の気持ちを押し殺して、明るくて素直でいい子の真央ちゃんでいなければならない!!と自分に無理を強いていました。
でも、無理して我慢しているのでどんどん心がすり減ってきます。
好き勝手やってるあの子の方が周りから大事にされてるように見える。
なんでもかんでも頼まれたことを引き受けすぎて、もう余裕がない。
私が断らないのをいいことに利用しようとする人もいる。
こんなに一所懸命やっているのに、全然楽にならない。しんどさは増すばかりです。
家の状況はというと、私が成人してからも相変わらずひどいものでした。
詳しくは書きませんが、ますます悪化していました。
どうしてうまくいかないんだろう、どうやったらうまくいくんだろう。
家でも精神的に追い詰められる毎日。
追い詰められて、追い詰められて、ある日とうとう限界がきました。(今から思えば自分で追い詰めていたのですが・・・)
もう無理。もうこれ以上頑張れない。もう疲れた・・・もう・・・。
絶望のあとに、それまで納得できていないのに我慢してきた長年の怒りがぶわっとあふれ出ました。
こんなに頑張っているのに辛くてしんどいばかりなのはなんかおかしい。
しんどいけど、「まぁまぁ」って自分の気持ちに折り合いをつけてこれからも生きていくの?
あと何十年も??死ぬまで???
そんなん絶対イヤ!!
絶対こんなんおかしい!!!
納得いかん!!!
絶対楽に生きられる方法があるはず。
私はそれを絶対見つける!!
そして、こうも思いました。
自分の気持ちを本当に分かってあげられるのは自分しかいない。
そうじゃなきゃ自分の心がかわいそう。こんなに苦しんでいるのに、否定したらかわいそう。
人にどう思われてもいい。私は私の気持ちを大事にしてあげよう。
これが28歳のときです。
それ以降私は少しずつ自分の気持ちを大切にする行動を選ぶようになりました。
負担になっていたことをやめたり、頼まれたことを断ったり。
嫌なこと、無理していることをやめる練習です。
断っても人との関係が壊れるわけじゃないんだ!!ってすごく安心したのを今でも覚えています。
反対に、興味があることをかたっぱしからやるようになりました。
そうすればきっと私が本当にやりたいことが見つかるだろうと思って。
絵画教室(水彩画)、太極拳、アロマテラピー、ヨガ、和太鼓・・・。
いろいろやりました。
そして数年後、ホメオパシーに出会います。
長くなったので今日はこれで。
最後までお読みくださってありがとうございました(^^)/