両親との関係が変わり始めた・・・!!【私が私の人生を生きられるようになるまで その5】
こんにちは。ホメオパスの福田真央です。
先日から【私が私の人生を生きられるようになるまで】という題で、私のホメオパシー体験記(その1 その2 その3 その4)を書いています。
では、今日はその5です。今日で終わりです!!長かった~。
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家を出て一人暮らしを始めた私。
両親と物理的に離れたことで、私の心はずいぶんと軽くなりました。
今日は何事も起こりませんようにと父の顔色を窺う必要もなく、父の言動に振り回されることもなく、夜も安心して眠れる。
胎児のころから30数年、今までどれだけ我が精神に負担をかけ、緊張を強いていたことか!!
母のことは気がかりでしたが、それよりも解放感がはんぱなくて、私は一人暮らしをめいっぱい満喫していました。
そして、ホメオパシー健康相談会で出されたレメディーを取り、学校で習ったレメディーを取りしていると、未解決の感情(インナーチャイルド)が浮上してきて、そのたびにその感情に向き合いました。
怒りに任せてノートに殴り書きしたり、ぶつぶつ悪態をついたり、イメージの中で傷ついた私を抱きしめたり、頑張ってきた自分にありがとうって言ったり、何もしないでただその感情を感じたり。
そうやってインナーチャイルドを癒していくうちに、よく例えて言われる『玉ねぎの皮を1枚1枚むいていくように』、ゆっくり、だけど確実に、私の心は軽く楽になっていきました。
また、ひどかった生理不順も、毎回激痛の生理痛も、たまにおきる激しい頭痛も改善していきました。
最初のうちは実家にはほとんど帰りませんでした。
酷い言い方ですが、「あの人たちとはもう一緒にいたくない。」と思ってました。
お盆とかお正月ぐらいは顔を出そうと重い腰を上げて帰るんですが、一時間もすると「あ~、やっぱりダメ。もう帰りたい。」と心も体も嫌だ嫌だってなって逃げるように自分の家に帰る。
一人暮らし1年目はそんな感じでした。
ただ、父と母はそれなりにうまくやっているようでした。
短時間の滞在でも、特に父が母を気遣ってあげている様子が窺えました。
それは、私が実家にいたころは見たことのない風景でした。
「なんだ、私がいなくても大丈夫だったんだ。」と、ものすごくホッとしました。
「私がいなくなったことで、両親の関係が変わってきたみたい・・・。」
母に父の様子を尋ねると相変わらずなようですが、母はたいして気にしていない感じです。
ホメオパシー健康相談会での先生の「そんな状態でもお母さんは真央さんが考えているほど辛くないのかもしれない。お母さんはそんなお父さんといることを自分で選んでいるのかもしれないよ?」という言葉を思い出しました。
先生が言ってたみたいに、母は別にこれでいいと思っているのかもしれない。
私は不幸な母が可哀そうでなんとかしなきゃって思ってたけど、本人はそこまで深刻じゃないのかもしれない。
もし辛くて現状を変えたければ母が自分で考えて行動しなきゃいけないことなんだ。父だってそうだ。
それは大きな気づきでした。
実家での滞在可能時間は、一人暮らし2年目になると半日、3年目には1泊、4年目には2~3泊といった感じで少しずつ伸びていきました。
まるでリハビリのように、少しずつ。
あれだけ「この人たちとは一緒にいたくない。」と思っていた両親とも徐々に嫌悪感なく気軽に話ができるようになっていきました。
そして、「辛いことが多かったけど、両親なりに私を愛してくれていたのかな・・・。」と思うようにもなりました。
貧しかったけど、父も母も毎日懸命に働いて私たち兄弟を育ててくれたこと。
小さい頃、私たち兄弟の誕生日には父が大きなカレンダーの裏に、それぞれの好きなキャラクターの絵を描いてポスターを作ってくれていたこと。
公園で知らない子たちに虐められてたとき、母が飛んできてその子たちを叱ってくれたこと。
両親がしてくれた嬉しかったことが次々と思い出されました。
そして、ふと思ったんです。
私が家族仲良く平和に幸せに暮らしたいと願っていたように、父も母も幸せに暮らしたかっただけなのかもしれない。
でも、父も母も小さいころからたくさん傷ついて、インナーチャイルドがいっぱいで、どうしたらいいか分からなくて、自分で自分を苦しめる行動を繰り返すしかなかったのかもしれない。
みんなただ幸せになりたかっただけなんだ。
やり方を間違ってただけなんだ。
私、本当は父のことも、母のことも、弟も妹も大好きだったんだ。
だから辛くても懸命になんとかしようとしてたんだ。
思い切って家を出て一人になってよかった。
私には辛いことから逃げ出して一人になる時間がどうしても必要だった。
いっぱい傷ついて疲れ果てていた心をゆっくり癒して休めてあげる時間が必要だった。
時間はすごくかかったけれど、こうしてようやく自分の人生を生きる、そのスタートを切ることができたのです。
そして、今では私も結婚して家庭を持ち、両親との関係も良好です。
ちょこちょこ実家に顔を出しては両親と他愛ない話をするのが楽しい、そんな日々を送っています。
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5回にわたるめーちゃくちゃ長い記事になりましたが、これでおしまいです。
ここまで全部読んでくださった方、本当にありがとうございます!!
ここに書いたことが全てではなくて、小さいことも含めたらもっともっといっぱいいろんな出来事や気づきがありました。
この後も現在に至るまで決して平坦な道のりではなかったですし。
今だから分かる、「あのときはこうしておけばよかったな。」ってことなんかもあって。
そういったことも今後少しづつ書いていきたいと思ってますが、一つ言えるのは、昔の私は意識が外にばかり向いていたと思うんです。
嫌な現状をなんとか変えたくて、外にばかりエネルギーを向けていたというか。
外のことばかり変えようと懸命に努力をしていたように思うんです。
そうではなくて、大事なのは自分の内側に意識を向けること。
自分の本当の気持ちを一番分かってあげられるのは自分しかいないから。
自分の本当の気持ちをちゃんと聞いて、知ろうとすること。
自分で自分の本当の気持ちを救っていく。
それは誰にも任せちゃいけないこと。自分でやること。
そうしたら、少しずつ心が軽く楽になって、自分のことを大切にできるようになって、自分の人生を生きられるようになっていくのだと思います。
いや~、本当に最後までお読みいただきありがとうございました!!
それではまた!!