じっくり時間をかける。のんきに気楽にやる。
こんにちは~。
最近朝晩の気功の時間が楽しみな、ばあさんみたいなホメオパス、福田真央です。
さて、どうやら私はじっくり長い時間をかけて、コツコツとやることが好きみたいです。
じっくり時間をかける。のんきに気楽にやる。ユーモアも必要です。
私は長い間、太極拳や気功をやっています。ホメオパシー歴よりもうんと長いです。
ゆったりと体の内側から動く、体の感覚に気づきながら動く、気の動きに体をまかせる。
そういうことをコツコツと時間をかけてやっているうちに、自分の体が求めるリズムが分かるようになってきます。
もっと早く歩きたいんだな。とか、少し丁寧に動きたがってるな、私の手。とか。
体が求めるリズムに寄り添うのはとても心地いいです。
今は何をするにしても、早い、速いが当たり前で、世の中はとても便利になっていて素晴らしいなと思います。私も早い、速い、便利の中にどっぷり浸かって生活をしています。
だけど、「早くしなきゃ!しかも正確に!」があまりにも度が過ぎていて、疲れてしまうこともある。
初めての海外旅行でネパールにいった時、一番衝撃を受けたのはネパールの人たちの大らかさでした。
いいかげんさ、とも言えます(笑)
だってだって、けっこうな大ごとでも、「ノープロブレム。」で済ませて全然気にしてないんだもの。
車の運転席の計器類のところにボコッと大穴が開いていても「車は動くからノープロブレム。」
タクシーが通行人に軽くぶつかっても「元気そうだからノープロブレム。」
なんにしても「いーじゃん別に、それくらい。たいしたことじゃないよ。」みたいなこだわりのなさを、私はとても好きになりました。
と言うか、救われたと言ったほうがいいのかも。
「~しなければ。」「~すべき。」
そんな強迫観念に追われて生きてきて。う~ん、自分で自分を追い詰めてた部分もかなりある、が。
たいていのことは「ノープロブレム。」で済ませちゃう、そんな価値観もあるんだ!!ってとても気持ちが楽になったんです。
インドもとってもおもしろかったなぁ。
電車が時間通りに来ない・・・のは、まぁ、聞いていたし。そりゃ1~2時間待ちなんかザラなんでしょ。いいわよいいわよ、のんびりチャイでも飲んで待つわよ。って駅の待合で結局4時間強待った。
始発なのに4時間も遅れるって、すごい。
電車に乗ったら乗ったで、人の席に勝手におっさんが座って談笑してるし(笑)
これが日本での出来事だったら私もイライラしてたかもしれない。気ままな旅行中だったから「さすがインド、すげえな。」っておもしろがれたのかもしれない。
それでも、私の体が心地いいと感じるリズムは、どうやらあちら寄りみたいです。まぁ、日本もアジアですもんね。
待てる気持ちの余裕があるって、とても楽です。
「人は希望があるから待つのだし、待っている時には、心の中に希望が宿っているはずでした。」
この一文は、小沢健二の「うさぎ!」っていうお話に書かれていて、とても心に響いたものです。
早く。速く。だと、結果を出すことに焦ってしまって、インスタントな方向に向かわざるを得ません。
例えば、薬。はやく効くことが大切。自然に治癒するのを待つことができない。早くこの痛みを消してちょうだい!!
時間をかけてじっくりやる、そのプロセスの中には、あっち行ったりこっち行ったりと、いろんなことが起こります。
その、あっちいきこっちいきが本当はいちばん大切なことなのかもしれません。
太極拳や気功の練習に行くと、その1回でも体はずいぶんスッキリと楽になります。でも、1回きりで終わらせないで家でも毎日少しずつ、コツコツと時間をかけてやっていくと、体は確実に変わっていきます。
ホメオパシーとかの自然療法でもそうです。今まで薬などで自己治癒力の出番を奪い弱らせてきた時間の分、自分の本来の治る力を取り戻すには、それなりに時間が必要です。
そして、時間をかけて積み重ねてきたことは、たとえなにが起こっても無駄にはなりません。確実に体や心に刻み込まれています。すべてがかけがえのない宝物になっています。
この間、数か月かけて真剣に取り組んできたことが一瞬にして中止になってしまうという出来事がありました。
新しい人たちとの出会いをとても楽しみにしていたし、本気で毎日コツコツと準備をしてきたので、残念で悔しくて泣きました。
だけど、数か月の間に私にはいろんな変化があって(体にも、意識にも)、確実に積み重ねられたものもあって、バックアップや応援をしてくれる人もたくさんいて、「私は何ひとつこのことで失ってない。もう、こんなにも、持ってる。」そう気がついて、今度は嬉しくて泣きました。
待つことができると、希望がみえる。
時間をかけることができると、希望がみえる。
のんきに気楽に、ユーモアを持って。じっくり時間をかける。
そうすることが自分自身への揺るぎのない信頼や、未来への希望につながるんじゃないかな、そう思います。
こういうの、大好き!!!
あ〜、インド行きたい。
それでは、また〜(。-∀-。)