インナーチャイルドが叫んでた!!【私が私の人生を生きられるようになるまで その2】
こんにちは。ホメオパスの福田真央です。
先日から私のホメオパシー体験記を書いています。前回の記事はこちら。
それでは、前回の続きです。
***************************************
心が楽に生きられる方法を探し始めて数年が経ち、私は自分の本当の気持ちを大切にすることに少しづつ慣れていました。
具体的に取っていた行動は、やるべきことはやるけれどなるべく無理はしない、断れることは断る、気の向かない集まりには行かない、など今まで我慢してやっていたことをやめること。そして、反対に自分がやりたいことはできる限りやることでした。
そうしているうちに心に少しずつ余裕ができ、ほんの少しずつですが心が楽になっていました。
だけど家の状況は相変わらず、父は年齢のせいか暴力は少なくなりましたが、暴言に加えて狂言自殺を頻繁に繰り返すようになっていました。
そのたびに父をなだめるのも私の役割でした。
「本気で死ぬつもりはなくて、私や母がオロオロするのを楽しんでいるんだろうな・・・。」
さすがに途中でそう気が付いたのですが、かといって放っておくわけにもいかず、他に対処の方法も分からないので、父の気が済むまでなだめるしかありません。
たいてい真夜中に始まっておさまるまで数時間かかるので、ただでさえ眠りの浅い私はほとんど寝れないまま翌日仕事に向かっていました。
そして2009年3月。
ヨガ教室で知り合ったセラピストさんから「真央ちゃんはこれにすごく興味があると思うよ。」と一枚のはがきを手渡され、勧められたのが由井寅子先生のホメオパシーの講演会でした。
ホメオパシーという言葉は聞いたことがありましたが、どんなものなのかは知りませんでした。
でも、はがきの寅子先生の写真を見て、なんだかよく分からないんですけど、すごく気になるというか、行かなきゃいけないような気がして講演会に申し込みをしました。
そして、前もってホメオパシーのことを少しでも知っておいたほうが講演会も分かりやすいかなと思い、当時寅子先生の新刊だった『インナーチャイルドが叫んでる!』という本を買って読んでみたところ、長年心が辛くて苦しかった原因が分かりました。
本にはこう書いてありました。
【インナーチャイルドとは、大人の自分の中にいる傷ついた子供の自分です。傷ついた子供というのは、愛が与えられず傷つき、そのときの恐怖心、怒り、悲しみなどの感情を抑圧した子供や、親から価値観を押しつけられて考えや行動が抑圧され、同じく、そのとき感じた感情を抑圧してしまった子供のことです。】
【親や世間の人々みんながインナーチャイルドを抱えており、完璧ではないため、どんな子供も物心がつくころにはすでにたくさんのインナーチャイルドを抱えてしまうのです。そして物心がついた後も、親や世間の愛のない言葉や出来事によって心が傷ついていきます。こうして大人になるころには、恐れ、自己卑下、罪悪感、屈辱感、悲しみ、怒りにまみれたたくさんのインナーチャイルドが心の奥にいて、それらと共鳴する出来事が起こると「私をみつけて!」と叫ぶのです】
小さいころから(もっと言えば胎児のころから)日常的に父の暴力・暴言におびえ傷ついていた私は、その心の傷を潜在意識に沈めて忘れようとすることができなくて、ずっと傷ついた心がむき出しのままだったんだ。
小さいころからずっと辛く苦しかったのは、傷ついた心が助けを求めていたからだったんだ。
インナーチャイルドがずっと叫んでたんだ!!
また、本にはホメオパシーのレメディーを取ることで潜在意識から浮上してきたインナーチャイルドと向き合い、インナーチャイルドが癒されていくケースがたくさん載っていて、「もしかして私が探していたのはこれかも。」と初めて希望が見えた気がして、講演会が待ち遠しくなりました。
そして、講演会当日。
妹も誘って一緒に会場に向かい、ドキドキしながら開演を待っていました。
開演時間になり、寅子先生がステージに現れた瞬間、全身に鳥肌が立ち、なぜか分からないけどぶわっと涙が溢れてきました。
「これで私は救われる・・・。」そう直感しました。
また、痛みには痛みを、熱には熱を、悲しみには悲しみを、怒りには怒りを、といった具合に同種のレメディーによって気づきを与え、自然治癒力を活性化させること。
症状を抑えるのではなく、自然治癒力を活性化させ、症状を出し切ることで治癒に導くこと。
症状を出し切ることで心も体も本来の自分の生命を生きられるようになること。
そんなホメオパシーの原理がものすごく面白くてホメオパシーのことをもっと知りたい、勉強したいとも思いました。
講演会終了後、会場内に設けられたショップでインナーチャイルド癒しのためのレメディーセットを買って、ウキウキで家に帰りました。
今日も長くなりました。ここまでお読みくださってありがとうございます。
続きはまた後日書こうと思います。
それでは、また!!