ホメオパシーってどんな療法なの?
ホメオパシーとは
ドイツの医師ハーネマンが約200年前に確立した自然療法です。
ギリシャ語でHomoeopathyと書きます。
Homo=同じ、Pathy=病気という意味で、直訳すると「病気と同じ」という意味になり、日本語では「同種療法」と訳されます。
「同種療法」とは、「ある症状を引き起こすことができるものは、その症状を取り去るものになる」という同種の原理を根本にする自然療法です。
症状=病気ではありません
病気とは「気の病」と書くように、気(生命エネルギー)が滞っている状態です。
症状は病気の結果として肉体や精神に表れるものです。
病気が症状を起こす原因なので、治療しなければならないのは症状ではなく、病気の方です。
症状は手がかりです
ホメオパシー(同種療法)では「病気と同じ」ものを探るには、どうしても症状という手がかりが必要となります。
病気は見ることができません。
私たちが見ることができるのは、病気が形成された結果として生じる症状、あるいは自然体に戻ろうとする過程において表面化する症状だけです。
レメディーとは
植物・動物・鉱物など自然界に存在する物質を「希釈振盪(きしゃくしんとう)」することによって、その物質の持つ情報(パターン・波動)だけを水に記憶させたものです。
それぞれのレメディーは病気と同じようなパターンを持っており、レメディーの選択は、レメディーの持つ症状像とその人の持つ症状像とをマッチングさせるようにしておこなわれます。
例えば「高熱が出て、顔が赤くて目がウルウルしていて、光を眩しがり、ズキズキ頭が痛い」という症状が出ている人には、同じ症状を持つBell.(ベラドーナ)というレメディーを選びます。
レメディーには物質が残っていないので副作用がなく、妊婦さん、赤ちゃん、お年寄り、動物でも安心して使うことができます。
また、希釈振盪の単位を「ポーテンシー」と言い、薄めれば薄めるほど体から心の方へ深く作用していくことが経験的に知られています。
レメディーで心身に “情報=気づき” を与えます
「気の滞り方」は人それぞれで、その人独特の症状として表れます。
ホメオパシーの基本原理である「同種の法則」を用いて、その人の症状の特徴と同種の症状像を持つレメディーを取ることにより心身に気づきを与え、自然治癒力を増幅させます。
滞っていた気が流れはじめます
レメディーを取ると滞っていた気(生命エネルギー)が流れ始め、自然治癒力が増幅されて病気を押し出そうとし、治癒の過程が速やかに進みます。
それと同時に体の中によどんでいたものが排出されることがあります。
これは慢性的な症状の場合や、体の中に老廃物がたくさん溜まっている場合に起こりえます。
心も同じで、長い間抑圧して溜め込んできた感情があふれ出てくることも。
これが好転反応としての症状です。
症状が嫌だといってそれをせき止めてしまえば、それが再び気(生命エネルギー)を滞らせる力となってしまいます。
好転反応は病気を押し出すための大切なプロセスです。
このようにホメオパシーとは、その人の症状とレメディーの症状とをマッチングさせることで自然治癒力を増幅させ、病気を根本から押し出して、その人を内面から癒す自然療法です。