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インナーチャイルド癒しのラビリンスに迷い込んでいたころのこと。

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それはホメオパシーの専門学校CHhom2年生の秋のこと。

私は精神的にかなりまいっていました。

「インナーチャイルドが癒しても癒しても、なくならない・・・。」と。

 

インナーチャイルドとは、大人の自分の中にいる傷ついた子供の自分です。

愛されたかったのに、愛されなかった。

悲しかったのに、「お姉ちゃんなんだから我慢しなさい」と泣くことすら許されなかった。

本当はとても怒っているのに、嫌われたくなくて我慢して許した。

本当はとても大好きなのに、「お前はパパが死んだらいいと思ってるんやろう?」と冷たく言われて、そんなことないって伝えたいのに子供だからうまく言葉にできずに、ただ立ち尽くすしかなかった。

若干自分の経験も混ざっていますが、小さなころ解消できなかったさまざまな感情が置き去りにされたままインナーチャイルドとなり、大人になってからもなにかあるたびに、ざわざわと胸の中でざわめきます。

 

小さいころからえげつない家庭環境で育った私は、自己否定感、自分には価値がないという気持ち、守ってくれる存在がいないという不安感など、それはそれはたくさんの苦しみを抱えて生きてきました。

そして、もうダメだこれ以上がんばれないというところまで追い詰められて、楽に生きられる方法を探し始めて数年。

そんな私が、インナーチャイルドという言葉と、インナーチャイルドも癒すことができるというホメオパシーに出会ったんです。

私の苦しみの原因はインナーチャイルドだったんだ、そして解決できるものなんだ!!

これで私は救われるって、希望が見えてどれだけ嬉しかったか。

そりゃインナーチャイルド癒しにはまる、よねぇ・・・。

 

CHhomでも、よいホメオパスになるためにはインナーチャイルド癒しを徹底してやらなければならないと、その大切さを由井寅子学長から何度も教えていただいていました。

ホメオパスがインナーチャイルドをばりばりに持ってたら、クライアントさんのインナーチャイルドと共鳴してしまったり、クライアントさんに例えば私を愛してくれなかった誰かを投影してしまったりして、客観的にクライアントさんを診ることが難しくなってしまうから。

そんなこと言われたら、いいホメオパスになりたいもの、さらにインナーチャイルド癒しに必死になる、よねぇ・・・。

 

確かに、インナーチャイルド癒しを徹底してやることで、私の心は薄皮を剥いでいくように・・・という例えのように少しずつ本来の自分らしさを取り戻していきました。時には薄皮どころじゃなく、べろ~んって分厚いのがむけたときだってありました。

本当にめっちゃ楽に生きられるようになったのは紛れもない事実です。

インナーチャイルドを発見する→インナーチャイルドにしっかりと向き合う→気づきがあったり、感情の解放によってとてもスッキリ爽快な気持ちになる→またひとつ本来の自分に戻る

こんな感じですかね。私なりに理解しているインナーチャイルド癒しの過程って。ざっくりですが。

これね、ある意味中毒みたいになる気がする。

向き合っている間はとても苦しいのだけど、それを乗り越えたあとの爽快感がたまらないの。

 

まぁ、そんな感じでいそいそとインナーチャイルド癒しにいそしんでいたわけですが。

2年生の秋ごろにふと気がついたわけです。

「癒しても癒しても、なくならないなぁ・・・。」

「これって一生かかっても終わらないんじゃないの?」

「こんなんじゃ死ぬまで癒し続けなきゃなんないじゃん!!」

私は見事にインナーチャイルド癒しのラビリンスに迷い込んでしまっていました。

この頃の私の認識は「インナーチャイルドを癒すことで、本来の自分に戻って楽に生きられるようになる」、いつの間にかそれが転じて「インナーチャイルドを癒しきらなければ幸せにはなれない」になっていたんです。

 

これは、辛いよ~。

だって、楽に生きられるようになりたくてやってんのに、生きる喜びを感じたくてやってんのに、幸せになりなくてやってんのに、全部やり終わらなきゃ無理ってことになるもの。

しかも終わりが見えない。

この人生では幸せになることは叶わないのか・・・と、途方にくれました。

インナーチャイルド癒しって、過去の辛い思い出や感情に向き合う作業をするから、決して楽にできることじゃないのに。

幸せになりたいからこそずっとやってきたのに、終わりがないってそんなバカな~。

 

これから私はどうしたらいいんやろう。

それでも延々とインナーチャイルド癒しをやり続けていったらいいの?

ずっと鼻先に幸せをぶら下げて走り続けるの?

そしたらいつかゴールに辿りつけるの?

 

そんな感じで途方に暮れていたある日のこと。

CHhomのインナーチャイルド癒し演習という授業で、哲学者で心理カウンセラーの斉藤啓一先生が講師として授業をしてくださったんです。

私は斉藤先生の授業がというか、先生のお人柄が大好きでした。

毎回授業が始まると、「今日も素晴らしいホメオパスになるために頑張って勉強しましょう。」みたいな一言を必ずおっしゃるんですね。

時どきギャグとかもまじえつつ、それがすべりつつ。そういうのも面白くって。

で、その日の授業中に斉藤先生がおっしゃったことが私を迷宮からひょいとすくいあげてくれたんです。

もう数年前のことなので、細かい部分まではっきりとは覚えていないんですが。

 

「インナーチャイルドをある程度癒したら、インナーチャイルドを越えていこうとしたほうがいい。

いつまでもインナーチャイルドに縛られないで、次は幸せに生きることを考えましょう。

インナーチャイルドがあっても幸せになれるんです!!」

 

先生のこの言葉で「インナーチャイルドを癒しきらなければ幸せになれない」という私の思いこみがパカッと外れました。

もうね、ほんと、思いこんでただけなんです。

だけど、あの時の私にはそれが分からなかった。

それだけ幸せになりたくて一所懸命だった、とも言えるのかもしれません。

「そっかぁ。インナーチャイルドがあっても幸せになれるんやぁ。これから幸せに生きていくことを考えたらいいんかぁ。そうやんな、そうやんな。ほんまにそうやわ。」

ものすごく納得して、ものすごく気持ちが楽になったのは言うまでもありません。

このときどれだけ斉藤先生に感謝したことか。この後何度かコングレスでお会いする機会があったのですが、恥ずかしがり屋さんの部分が出てしまって、お礼どころか話しかけることすらできてないんですよね。今度お会いできたら絶対お礼言おう。

 

さて、それ以来、私はインナーチャイルド癒しはほどほどにするようになりました。

インナーチャイルドを見つけても、今はちょっと向き合うのしんどいねんって思ったら、やらない。

あ~、これインナーチャイルドやなぁっていうことを認識していれば、たまには逃げたり、見ないふりするのもありだと思っています。

温かいお風呂に入ったり、たっぷり寝たり、大好きな人とご飯を食べたり、懸命に仕事をしたり。

今の生活をまずは大事にする。今の自分の心や体が望むことを大事にする。

そして、自分の準備ができていると感じたら、インナーチャイルドにしっかり向き合う。

そんなんでいいんじゃないかなと。

実際このほうが楽だもの。しゃかりきになって癒そうとしていたころよりほんと~~~に楽です、精神的に。

 

たぶんね、これは想像でしかないけれど、インナーチャイルド癒しを実践しようとする人って、今までとても頑張ってきた人が多いんじゃないかなと思うんです。

そして、頑張って頑張って心がへとへとになった結果、インナーチャイルド癒しに辿りついたはいいが、インナーチャイルド癒しも頑張りすぎてしまう。

頑張れるという素晴らしい長所が裏目に出ちゃった、みたいな。

そんな人、いるんじゃないなぁ。

あの頃の私がそうだったってだけかなぁ。

 

それにインナーチャイルドがあるって、苦しいことも多いけど、決して悪いことばかりじゃないですよね。

インナーチャイルドの数だけ、傷つき苦しんできた数だけ、人の気持ちを理解することができる可能性を持っているってことだと思う。

使い方次第では素晴らしい宝物になる。

インナーチャイルドを活かす、というか。

おぉ、インナーチャイルド活かし!!

いや~ん、私めっちゃええこと思いついたんちゃう?

インチャ癒し、ならぬ、インチャ活かし。

これやな~、これからはインチャ活かしやな。

 

まぁ、そういうことで、もしあの頃の私のようにインナーチャイルド癒しのラビリンスに迷い込んでいる方がいたら、

「インナーチャイルドがあっても幸せになれるんです!!」

この言葉を今度は私からあなたへ贈りたいと思います。

 

それでは、また~。

  

  

 

 

 

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2016年3月26日(土) インナーチャイルド癒しのラビリンスに迷い込んでいたころのこと。 はコメントを受け付けていません ブログ, ホメオパシー, 心のこと

« リトリート合宿に行ってきました。 おじいちゃん先生の素晴らしい一言でドライアイが治った話。 »

プロフィール

ホメオパス 福田 真央 (ふくだ まお)

JPHMA認定ホメオパスNo.887
ZENメソッド修得認定No.237

DV家庭に育ち、幼い頃から自己否定感が強く、生きづらさを感じていました。
楽に生きられるようになる方法を模索するなかでホメオパシーに出会い、レメディーを取ることで感情が湧き上がり、初めて両親に辛かった気持ちを打ち明けることができました。
その後ホメオパシーの専門学校CHhomに入学。
ホメオパシーを学び実践し、心と体に向き合うことで、両親との共依存関係を克服し、自分自身の人生を生きる力を取り戻すことができ、自分らしく楽に生きられるようになりました。
現在はホメオパスとして、心や体の問題に悩む方々の手助けができればと、ホメオパシー健康相談会などを開催しています。

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